ストーリー

ヤズ城の壊滅

 

新紀元1077年
3月の初日、ヤズはヤズ城を離れた。城門を出る時、彼は衛兵に“いい天気だね、そろそろ別の場所へ行く時期だ。”と挨拶した。
彼を最後に見た場所は、イレンオンの近くだった。ある人は彼が荒れる海へ向かい、鯨に変身した。ある人は彼が星の森へ向かい、大きい鳥に変身した。またある人は彼が龍の隠れ家へ行き、龍に変身して、もう一匹の龍と共に遥か東へ向かった。

新紀元1095年
ヤズ城新三人議会が政権を握る。セレン、ハモン、レイブン。
セレンは世界と関わることに消極で、人類との交流を避けようと主張した。
ハモンは人類と積極的に交流し、貿易の展開と平和に協和することを主張した。
レイモンは戦争という方法で種族の利益を獲得しようとした。
ハモンとレイブンはソウルメイトで、2人の意見は一致しないが、全てのガイ種族が幸せになることを求めていた。

新紀元1097年
ヤズ城の税率が低いため、多くの商人はヤズ城で貿易を行うことを選んだ、それによってドゥーコ区の地位が落ちてしまった。城主ゴードンはヤズ城に対し憎しみを抱くようになり、ヤズ城に対し何かを企てていた。前はヤズに対する遠慮があって、その思いを果たせなかったが、ヤズが失踪して20年が経ち、もう誰しも彼が戻ることはないと思っている今、ゴードンはヤズ城を攻める計画を果たそうとし、それを開始した。
ゴードンは白袍軍のリーダーロックのジュニアを見つけ、計画の打ち合わせをした。ロックジュニアはあの“冷顔”ロックの孫で、“ヤ白の戦い”の敗戦によって、ヤズ城に対する強い憎しみを抱いていた。2人はすぐに意気投合し、ヤズ城に対する侵攻の準備に着手した。

新紀元1098年
天候も温暖になり、連日の暴雨によって洪水が発生し、ヤズ城付近の2つの地域が洪水に飲み込まれ、住処をなくした人々が大量の難民となりヤズ城に入り込んだ。ヤズ城は他の町に難民の受け入れを求めるよう知らせを出した。
ある日、帽子を深く被った怪しい男性がドゥーコ区に現れ、城主のゴードンに面会を求めた。彼はゴードンに黒い箱を渡し、ゴードンにこれをヤズ城へ送り込んでから開けるようにさせ、同時に白袍軍を城の外で準備させ、中と外両方から協力するようにさせた。
ゴードンは半信半疑で、このことをロックジュニアに伝えた、ロックジュニアは昨夜祖父が夢で今が復讐の時だと告げられ、目が覚めると枕元にヤズ城の徽章が書かれた紙が置いてあったという、それを取ろうとした時、紙が急に燃えあがり、灰となって消えたと話した。
2人はその時が来たと思い、ゴードンは災害救援という名目で、物資をヤズ城に送り込んだ、その一部は難民に扮した白袍軍で、もう一部はヤズ城の外で潜伏していた。
その夜、ゴードンの側近が城内で黒い箱を開けた、黒い箱からいくつかの暗魂虫が這出て、側近の体内に侵入し、暗影の力で彼を支配した、彼は城内で放火をしながら、暗影の力を多くの人に伝染させた。城内が混乱に陥り、ヤズ城の護衛隊は大量の兵力を動かし、消火と暗影生物の排除に力を注ぎ、それによって城の防御が薄くなった。白袍軍が行動を開始し、城門の守衛を殺し、城外で待機していた主力が城へ攻め込んだ。
ハモンとレイブンは防衛軍を率いて懸命に抵抗し、セレンは民衆を非難させた。城内の火の勢いが落ち着き、白袍軍も徐々に引き、形勢は落ち着こうとしていた。
そんな中、数えきれない暗影獣が暗闇から襲撃してきた、その指揮を取っていた人物はなんと、“ヤ白の戦い”で失踪していた“冷顔”ロックだった、彼はすでに暗影に服従しており、暗影のモンスターと化していた。暗影軍団はまっすぐエネルギー塔へ向かい、道中遭遇した全ての人を暗影に侵蝕させ、暗影の手先とした。
ロックジュニアは城内で暗影生物と戦い、彼はジィア司祭による回復を受け、聖光の鎧を纏うことで暗影の浸蝕を防いだ。彼は自分の祖父と対峙した時は自らの目を疑った。2人はしばらく戦闘を行い、老いたロックは鋭い暗影衝撃波を出し、ロックジュニアを廃墟の中に打ち込んだ。
ロックがエネルギー塔に到着すると、エネルギー塔は分厚い植物の枝に包まれていた。彼は何とか隙間を作り、付近にいる暗影に侵蝕された全ての命のエネルギーを吸収し、自身の力を上げ、暗影の力をエネルギー塔の中に注ぎ込み、全世界のエネルギーを感染させようとした。
ハモンとレイブンはロックの意図に気付いたが、もう暗影軍団と戦う力は残っていなかった。彼等は良い物も悪い物も全て壊滅させる方法を思いつく。それは全てのソウルメイトの生命エネルギーを融合させ、同時にそれをエネルギー塔に注ぐことで、大量のエネルギーで巨大な衝撃波を発生させ、エネルギー塔の周りにいる全ての生物を壊滅させるという方法だった。
彼等はセレンに早くヤズ城から逃げるように伝え、その後ソウルメイト達を招集した。ソウルメイト達はそれぞれ生命エネルギーを融合させた。
“ヤズ城のために——!”
1つ1つ金色に輝く光が彼等の体から飛び出し、一斉にエネルギー塔に向かった。イレンオンからでも見えるほど強烈で眩しい白い光がエネルギー塔から放たれた。その爆発は暗影軍団と白袍軍を壊滅させた、そしてヤズ城に残った兵士、司祭、市民、また多くの家屋も消し去り、ヤズ城は廃墟となった。
しかしロックは暗影の魔法で防御シールドを作り出し、エネルギー爆発に耐えていた。もう利用ができる生命エネルギーがいなくなったため、彼は自分の暗影の力をエネルギー塔に注ごうとした。しかし、そこにロックジュニアが現れた、手に代々引き継がれた“聖光の剣”を握り、ロックの体を貫いた。ロックはその場に倒れ、灰となり、体内から暗影の力が唸りながら出ていった。ロックジュニアは傷ついた体を引きずって、その後行方不明となった。
ヤズ城の戦い終結。

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