ヤズ城の建立

新紀元998年
ヤズはイレンオンに住んでいる教師の家で生まれた。

新纪元1008年
ヤズが10歳の時、自身がガイということに気付いた。イレンオンはガイに非常に寛容の土地のため、ヤズは両親の保護の下で成長していった。エネルギーをコントロールする方面で並外れた才能を発揮する。

新紀元1010年
ヤズ12歳。イレンオンの術師の教師はこれ以上ヤズに教えることが何もないため、ヤズにジィア区へ行き大魔法使いアレンに教えを乞うように勧めた。
アレンは大魔法使いだけでなく、ジィア教の司祭でもあった。アレンは魔法の全てをヤズに伝え、さらに彼の全ての人は平等であるべきという思想や万物博愛の思想がヤズにも深い影響を与えた。

新紀元1016年
ヤズ18歳、世界各地での修行を開始する。彼は各地でのガイに対する友好的な行為と敵視などの行為を目の当たりにした。自身の種族の現状を改善したい気持ちが彼の心の中で徐々に芽生え始める。

新紀元1021年
ヤズ23歳。イレン河の中流にある光のエネルギーポイントを目指す。
光のエネルギーポイントは純粋な黒曜石によって作られ、空高くそびえており、黒曜石の中にエネルギーが集まっていた。しかし、その付近は拡散されているエネルギーが強すぎるため、普通の人類は長く留まることができなかった。ヤズは魔法シールドを用いて、エネルギーポイントに近づき、その下にエネルギーを吸収できる植物の種を埋めた。たった1日で、頑丈な蔓が土から伸び、黒曜石に沿って成長し続けた。1週間後、植物の枝や葉っぱは塔の大部分を覆いかぶさり、周りに散らばったエネルギーはコントロールできるようになった、そのおかげで人々は光のエネルギーポイントの近くで生活できるようになった。
そこで、ヤズは光のエネルギーポイントにジィア教の神殿を建設した。彼は皆が平等の理念を大々的に宣伝し、普通の人類とガイの平和的な共存のために努力した。しかもこの場所はイレン河中流、上はドゥーコ区に繋がり、下にはイレンオンに繋がっているため、位置的に有用な場所にある、そのため多くのガイと普通の人類は光のエネルギーポイントに集まるようになった。
エネルギー塔を取り囲む1つの町は徐々に発展していき、そしてヤズの名前を取り、その街を“ヤズリエル”と呼んだ、略称“ヤズ城”。
民衆はヤズを城主にしたいと考えていたが、ヤズはジィア教司祭のため、その提案を断る。民衆はヤズ城の通常の運転のため、選挙によって自治会を作り、また多くの行政機関を設立したが、重大な事件が起きた時はヤズの意見を伺っていた。

新紀元1034年
ヤズ城は繁栄し、民衆も安穏な楽しい暮らしをしており、様々な種族が協和しながら生活を送っていた。
しかし“冷顔”ロックはヤズがガイという事を知り、ずっと彼を排除しようとしていた。高齢であった彼は白袍軍を率いて、ヤズ城への侵攻を準備していた。彼等はヤズ城の城外に駐軍し、ヤズを差し出すように要求した。ヤズは1人で敵に立ち向かい、戦いを前にロックは避難をし、白袍軍の士気が下がり動揺してゆく。ロックは侵攻の命令を下した。ヤズ城の民衆はヤズを守るため、ヤズ城から飛び出し、白袍軍を撃退させた、その戦いの中でロックは行方が不明になってしまう。これを歴史上“ヤ白の戦い”とされた
ヤズは双方に死傷者が多く出たことを責任に感じ、ジィア教の司祭の職務を辞退した、しかし民衆は彼をヤズ城の主に推薦し、彼を“人龍”ヤズと呼ぶようになる。

新紀元1045年
ヤズはヤズ城の城主としなり10年が経ち、政権交代を決定した、彼は公社組織と三人議会を創立し、民衆は投票によって公社の代表を選び、公社代表は投票で三人議会を選び、三人議会は行政機関を作り、行政の管理を行った。
政権交代が終わった後、ヤズは教育と公的機関に力を注いだ。彼は学校を改善し、もっと多くの人が教育を受けられるようにした。工学研究所と魔法学院は多くの人材を生み出した。
彼は時に外遊し、悪人を抑制し、弱い者を助けた、また皆に平等の理念を広め、世界各地に多くの物語を残した。彼の従者は彼の語録を整理し、一冊の本《同一録》にした。本はガイ種族の物語を述べた《龍陽編》、人生哲学の《致知編》、エネルギー原理の《魔法編》の三つに分かれている。