ストーリー

第二次暗影の戦い

 

時は流れ、影の壺の封印は徐々にその力失いつつあった。しかし神殿内にある常夜灯によって、暗影の力は逃げ出すことが出来なかった。
しかし、彼はずっと蠢き、逃げ出す機会を常に探していた。

旧紀元11011年
光の神殿は強烈な地震の影響を受け、その振動は影の壺の封印石を少し緩ませるほどだった。エノクという名前の光の僕が定期検査で影の壺の前に行った際に封印石が緩くなったのを見て、好奇心ゆえに中を覗き込んでしまう。漆黒な暗闇の中に、彼は2つの赤い目を見た。そしてその目の奥にある無限に続く奈落をも見てしまった。そのせいで彼の心は暗影の力によって支配され、最初の影の僕となってしまう。
そして、エノクは常夜灯を消し、暗影の力は影の壺から勢いよく外へ飛び出て、全ての光の僕を影の僕に変えてしまった。
参拝しに来た信者達も侵蝕を受け、彼等はそれぞれ帰った後、暗影をさらに多くの人類に感染を拡大させてしまった。
エノクは影の僕を率いて暗影教を立ち上げ、暗影を祭った。エノクは初代大司祭となる。彼は侵蝕された人類と獣をまとめ、暗影軍団を設立し、ラクサムの征服計画を始めた。

旧紀元11012年
暗影軍団は西北部で素早く攻勢に展開し、虎の守護者ダラの祭壇と狼の守護者モナの祭壇が相次いで陥落する。軍団は第一次暗影の戦いで滅ばされたイノシシ王と蛇の王を復活させた後、東南へ進軍し続けた。ドゥーコ区以外の全ての土地は完全に暗影に支配されてしまった。

旧紀元11014年
暗影軍団は南の海岸部に到達し、鯨の守護者マガールの祭壇を占領した。
暗影軍団は続いて東北へ進軍し、鶴の守護者ガローラは大鳥イングラムに、遠く東のアイモ群島に龍族の助けを求めに行かせた。

人類は懸命に抵抗するも、暗影の力の展開は早く、守護者が相次ぎ堕落し、獣達は全て暗影の僕となってしまう。
彼等は暗影軍団に対抗するために猟影者という組織を立ち上げた。初代団長バーニーは様々な腕を持つ人材を招聘し、第一線で活躍し続けた。エネルギーがコントロールできて、獣と交流できるガイは猟影者の中核となってゆく。
ジィア教教徒も戦闘に身を投じ、大司祭エリスは白首団を立ち上げ、治療ができる者を招聘し、暗影に抵抗し、獣と人類の浄化活動を行っていった。
イレンオンのジロート将軍は各地で民兵を集い、自分達の故郷を奪還しようと誓うのだった。

旧紀元11015年
龍隠れの戦い
ジロート将軍は龍の隠れ家に包囲され、バーニーは自ら猟影者を率いて救援へ向かったが、罠にかかり捕虜となってしまう。
暗影軍団の攻勢は激しく、戦いの終盤に龍族が到着し、包囲していた敵を殲滅し勝利を収める。
その戦いにおいてバーニーは暗影軍団に連れ去られ、行方不明となってしまう。バーニーのソウルメイトであるカイがその後を継ぎ猟影者の団長となった。
龍族の協力の下で、連合軍は反撃を始める。
マガーラ祭壇はこれにより浄化された。

旧紀元11016-11019年
ガローラ祭壇とモナ祭壇が相次ぎ浄化される。
ジィア教大司祭エリスは古文書から、以前劫を封印した光と希望の力の一部分が“ルーメン”という水晶の中に残されていることを発見した。この水晶を利用することで暗影の源を壊滅させることができる。その水晶は光の僕がとある太陽の光が溢れる場所に隠していた。
調査と解読により、水晶は恐らく北の砂漠にあるホウワン町にあると睨んだエリスは、腹心を連れホウワン町へ水晶を探しに向かい、最終的ホウワン町の近くにあるシェンチ湖という名前の小さい島の上に古代遺跡を発見した。罠をくぐり抜け、謎を解き明かし、影魔を倒した後、彼はようやく水晶“ルーメン”を手に入れる事に成功する。

旧紀元11020年
連合軍と暗教軍団は灰林の地で決戦を行う。
ダラ祭壇が長期に渡り支配されていたため、浄化することができず、ジロート将軍は強大な支配された虎の王ダラと仕方なく対峙することとなった。重大な打撃を受けた暗影軍団の力は、それでも光と希望の連合軍より数倍も上であった。正面からの激突では、連合軍の敗戦は濃厚、しかし、ジロートの目的は暗影軍団の注意力を引くことで、カイの隠密行動を成功させることにあった。
カイは猟影者の精鋭を率いて灰林の深部まで踏み込み、支配されていた光の神殿に潜入し、暗影の源を断ち切ろうとした。彼等は灰林の中を数日に渡り歩き、かつての光の神殿に到達した。ほぼ全ての軍団は灰林の前線へ出向いていたため、大司祭エノクと少数の暗影教の教徒が神殿を守っているだけだった、そしてその場にはある人物がいた、カイがずっと思い続けた人——バーニーの姿が。
しかし、エノクはすでに暗影の殺し屋として、バーニーを完全に支配していた。最終的に多くの仲間を失った後、カイは自らの手でバーニーの命を終わらせ、エノクを破る事に成功する。彼は残った仲間と生命エネルギーを発動し、儀式を行った。水晶“ルーメン”で影の壺とその中にいる実体である影獣亡を破壊した。水晶は無数のカケラに分解され、世界各地に散らばっていった。
影の壺と劫は破壊されたが、大量の暗影エネルギーはあちこちへ分散してしまった。その大部分は灰林前線の暗教軍団に注ぎ、軍団の力を大幅に増強させていた。それにより連合軍の死傷者は凄惨を極めた。
参戦した7つの龍族は、エネルギーを過剰摂取し、軍団に自爆攻撃を行う。
第二次暗影の戦い終結。

新紀元開始
エネルギー爆発の影響により、巨大な山脈が隆起し、その後“砕龍山”と呼ばれるようになった。
砕龍山より西は草木一本生えなくなり、暗境と呼ばれるようになった。
猟影者は砕龍山の近くに西要塞を作り、暗影を監視する拠点にした。
支配された虎の王ダラが壊滅されたため、熊の王ウサスが彼の代わりに四大守護者の1人となった。戦争によって活気が失われ、みな自分の帰るべき場所で傷を癒す事に専念した。
ジィア教の宗教の中心を東のフーシー湾に移し、水のエネルギーポイントに近い場所とした。そこでジィア教教徒が宗教都市を作り、そこをジィア区と呼んだ。

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